◆乳化・なませっけんのリキッドポンプ用石けん水の作り方◆
泡ポンプ用の液体ソープ作りをしていたら、リキッドポンプで使えるジェルソープができました。こちらは濃いものが作れるので石鹸シャンプーや洗顔用などにご利用いただければと思います。
容器などはDAISOで購入したものなので、ご家庭でも手軽に乳化・なませっけんのリキッドポンプをぜひお試し下さい。
【用意するもの】
1.乳化・なませっけん 1/8サイズ(単品に液化用のカットオプションがあります。)
2.泡ポンプ容器
3.お茶用フィルタ(茶こし)
4.計量カップ
■STEP1 乳化・なませっけんと計量カップと茶こしを用意します。
■STEP2 茶こしに乳化・なませっけんを入れて、口を折ってホチキスで閉じます。
乳化・なませっけんには、カモミールの乾燥粉砕されたものが練り込んでありますので、水分で戻ったカモミールが泡ポンプにつまらないように茶こしを使って、石けん水に混ざらないようにします。
■STEP3 常温水を注ぎます。
30℃以下の水道水を計量カップに注ぎます。左は泡ポンプ用、右はリキッドポンプ用です。
泡ポンプ用は300ml、リキッドポンプ用は200ml入れます。
※50℃以上の熱湯は使用しないでください。石鹸は早く溶けますが、冷えてくるとゲル状に固まってしまいます。泡ポンプが詰まって使えなくなりますのでお気を付けください。
■STEP4 計量カップに乳化・なませっけんを入れます。
計量カップに茶こしに包んだ石鹸を入れて沈めて下さい。
■STEP5 3〜4日ほど水に漬けてゆっくり溶かします
毎日1〜2回程度、スプーンなどでゆっくりかき回してください。かき回して底に溜まっている濃い液を撹拌するだけで結構です。石鹸の濃度が薄いとビシャビシャで泡になりませんので、3〜4日漬けておきます。
2日を過ぎるとだいぶ石けん水の色も濃くなり、3〜4日以上経つと写真のような液のきわにゲル状の凝固が見られるようになります。ここまで来たら、下地液の出来上がりです。
■STEP6 油脂液を作ります。(泡の粘りと保湿成分を加えるため)
計量カップから石鹸を取り出します。
茶こし袋を破り、取り出した石鹸をカッターで1cm角程度の大きさ(溶け易い大きさ)に全部カットします。
スプーン等でカットした石鹸を茶こし袋に入れて口をホッチキスで閉じます。
油脂液用の計量カップにポットのお湯を100ml入れます。
茶こし袋に入れた石鹸を計量カップにいれて溶かします。スプーンでかき回したり、スプーンの背で石鹸をつぶしたりしながら全部溶かしてください。途中でお湯の温度が下がって溶けにくくなったら、ボールにお湯を入れて計量カップを湯煎して溶かしてください。
全部溶けたら袋を取り出し、液温が人肌程度になるまで冷まします。
■STEP7 下地液と油脂液を混ぜます
下地液に油脂液をゆっくり回しながら流し込みます。
下地液に油脂液を全部流し込んだら、スプーンでゆっくりとかき混ぜます。だんだんジェル状になってきます。
スプーンですくってみるとユルイ液とややゲル化した液がすくえます。この状態で2時間程度放置します。たまにスプーンでかき混ぜて下さい。2時間後、ゲル状に凝固していなければ問題ありません。凝固した場合は市販の食べるゼリーのように固まりますので、そうなったら失敗です。ゲル石鹸としてご使用ください。
■STEP8 リキッドポンプに移して出来上がり
じょうごを使ってジェルソープをリキッドポンプに移し替えて完成です! 試すのが楽しみですね。
■STEP9 さあ、試してみましょう!
上手くリキッドポンプから液が出て来ましたか? ジェルソープは粘性が高いのでポンプを押した後、ポンプヘッドがすぐに戻りません。ジュルジュルと音を立ててゆっくりと戻りますので、完全にポンプヘッドが戻ってから次のポンプを行ってください。
手に取ったジェルソープを泡立てネットで泡立ててみると、とてもクリーミーでしっかりした泡ができました。保湿感は固形石鹸で泡立てるよりも強い感じがします。
手の平を逆さにしても垂れてこないしっかりした泡です。ジェルソープが濃く油脂による粘りが強い証拠ですね。この泡立ちは気持ちいいです。
リキッドポンプのストロークがもう少し長くて、1回のプッシュでの液量が多ければ石鹸シャンプーとして使っても十分に使えます。通常のシャンプーと比べると泡立ちは良くありませんが、そういう物だと思って使えば気になりません。
髪の泡を洗い流す時に指が引っ掛かりますが十分に泡を流した後、クエン酸リンスや酢リンスでゆすぐとアルカリで開いたキューティクルが閉じ、指通りが滑らかになります。
クエン酸リンスや酢リンスは身体にかけて使用してもOKです。肌のツッパリ感がなくなります。リンスした後はお湯で流してください。
※クエン酸リンスや酢リンスは、石鹸でアルカリ性になったお肌や髪の毛を酸性で中和する為に使用します。
※お湯で流してもヌルヌル感は残りますが気にしないでください。
■油脂臭さの解消編
油脂成分が加わり2~3日すると、油脂の臭いがかなり気になるようになります。
せっかく上手にできた泡ポンプ用水溶液も、これがなければ・・・という感じに。
そこで、一工夫です。
乳化・なませっけんは、もともとカモミールの乾燥粉砕したものを練り込んでありますので、そのままカモミールを活かすために、カモミールのハーブティーを使ってみます。乳化・なませっけんは、無添加生石けんですので、カモミールも当然完全無農薬栽培のものを使ってみました。
今回使用したカモミールは、「San'ta Rosa(サンタローサ)」さんが販売している完全無農薬の「高原のカモミール」です。とても香りが強くてハーブティーとしても楽しみたい逸品ですね。
こちらでご購入できます。
http://item.rakuten.co.jp/santarosa/santarosa_herb_chamonmile/
茶こし袋にスプーン1杯程度のカモミールを入れ、その後に油脂液用のカットした石けんを入れてホチキスで止めます。
カモミールの入った油脂液をお湯で溶かすとカモミールの香りがフワーッと漂いとてもいい香りです。油脂液も黄色いカモミール色に。
この油脂液を下地液に混ぜれば、カモミールの香りの際立つジェルソープの出来上がりです。
■リキッドポンプの出が悪ければ
リキッドポンプも良いですが、ドレッシングなどを入れる容器もとても便利です。
使いたい量をジューっと手の平に出して手軽に使えますので、結構量を使いたい洗髪などにはこちらの方が便利です。
■話は変わりますが、人気商品の紹介です。
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