♦せっけんの歴史♦
【せっけんの誕生】
せっけんの誕生を知るとなると、今から5000年前の紀元前2800年頃まで遡らなければなりません。古代ローマの時代に、サポーと呼ばれる丘の神殿で、いけにえの羊を焼いて神へのお供え物とする風習がありました。
その羊を焼いている最中に、油(脂肪)がしたたり落ち、木の灰が混ざって流れ込んだ川で洗い物をすると、汚れ落ちがいいということが発見されました。
これが、せっけんの誕生です。せっけんは、英語でソープといいますが、それはこの丘の神殿の名前からとったといわれています。
【せっけん誕生のその後】
その後、8世紀頃に現在のスペインであるイスパニアやイタリアで、家内工業としてせっけん作りが定着しました。専門のせっけん職人もいらっしゃったようです。
この頃のせっけんは、軟せっけんで、柔らかくて扱いにくく、かなりの臭いも発してしました。12世紀頃になると、硬せっけんが工業的に作られ、固くて扱いやすく、また臭いもないことからヨーロッパで人気となりました。
【日本のせっけんの歴史】
日本にせっけんが初めて入ってきたのは、16世紀頃のことです。室町時代末期の頃で、鉄砲の伝来と一緒に伝わりました。当時のせっけんは、大変貴重で将軍や大名など一部の権力者だけが使用していました。
19世紀にフランスの科学者であるシェブルールにより、脂肪酸とソーダが結びつくことでせっけんになることが発見されてからは、日本で原料が手に入りやすいということもあり、大量に製造されるようになりました。一部の権力者だけでなく、庶民にも広がっていき、使用されるようになりました。
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